名古屋市の不登校者数 小学生465人、中学生1,395人
子どもの数は減少する一方で、増え続ける不登校児。日本の義務教育の就学率はほぼ100%。進学率は98%、大学進学率は59%。数字的には教育の行き届いた国のようですが、その一方で全国の不登校の子どもは小、中、高で17万3,750人、高校中退は5万3,937人(2011年度文科省調査)。名古屋市では小学生465人(全国2万2,622人)、中学生は1,395人(全国9万4,836人)となっています(2013年度名古屋市不登校対策基本構想)。また、不登校には至らないけれど、さまざまな悩みや困難を感じている子どもたちは、数字では表れていませんが相当数いると考えられます。
名古屋市の児童相談受件数の内、3歳以下の子育ての悩みは約28%(2012年)
子育てを取り巻く現状として、子育て不安や困難、虐待、貧困などの問題が取り上げられています。名古屋市では、2012年度の児童一時保護件数は833件で、49%は虐待事由です。相談受付件数は1,522件で、うち3歳以下が431件(28%)と言われています。しかも、2011年度に比べ、その件数は68件増加しています(名古屋市中央児童相談所・2012年度)。 (さらに…)
愛知県の不良少年数は70,000人以上(2012年)
今、公的支援を受けられない子どもがあふれています。学校や家庭、地域にも「居場所」がなく、社会性が乏しいために孤立し、対人関係もうまく形成できないまま、大人になっています。障がい者手帳を持っている方や、引きこもりやニートの受け皿は徐々に整っていますが、非行の問題を抱えている子ども・若者については「受け皿」がないのが現状です。 (さらに…)
名古屋市内16区のうち、アレルギー患者を支援する会がない区は11区(2012年)
アレルギー患者のうち、食物アレルギー患者は2.6%、アトピー性皮膚炎は5.5%、ぜん息は5.7%(アレルギー疾患に関する調査結果・文科省・2007年3月)いるとされ、食物アレルギーやぜん息は命にかかわることも少なくありません。また, アトピーが原因のいじめや自殺などもあり、アレルギーは社会的にも深刻な問題となっています。 (さらに…)
名古屋市の生活保護受給世帯の子どもの高校進学率は86.8%(2012年)
名古屋市では2008年のリーマンショック以降、生活保護世帯が増加しており、それに伴い生活保護世帯における子どもの数も増加しています。また、中学生の高校進学率は名古屋市全生徒98.1%に対し、生活保護世帯では86.8%にとどまっています。
生活困窮家庭では子どもの養育に困難をきたし、子どもは日常生活が不規則になる、十分な栄養がとれない、認められた経験が足りない、親の都合で学校へ行けない、虐待を受けているなど、守られるべき子どもの権利が侵害された環境の中で生活しています。 (さらに…)
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