障がいを持つ子どもたちは健常の子どもたちと比べ、野外で活動したり、外に出かけられる機会がありません。「行動援護」などの公的な支援サービスもありますが、西三河地域には愛知県民の21%が在住しているにもかかわらず、支援サービスの事業所数はたった7%しかなく、人口割合と比較して支援サービスが不足しています。
発達障がいやその可能性がある子どもたちのなかには、早い段階での学習のつまずきが原因で、学習面での困難さを抱える子どもが多くいます。彼らは学習面で学校に適応することが難しく、高校などへの進学をあきらめざるを得ない場合もあります。発達が遅れている子どもほど社会に早く出てしまう状況にあり、中学以降の進学ができないことは、子どもの将来に大きく影響し、反社会的な勢力や貧困とつながる危険性もあります。 (さらに…)
少年院を出院後、家庭に戻ることができない少年が暮らすホームが、NPO法人再非行防止サポートセンター愛知によって2015年12月に開設されてから1年半が経ち、現在は児童相談所で一時保護された少年(少女)も受け入れ、11室が運営されています。
再非行なく社会生活になじみ、自立への階段を上がっていくための寄り添い支援を受けるホームで暮らす少年たちのなかには児童養護施設や自立支援施設等の施設出身者や、ひとり親、生活困窮などの家庭環境がある少年もいます。 (さらに…)
子どもたちの心配ごとを受けとめてあげられる場が足りていません。
(1)進路や将来だけでなく、家族について悩む子どもたちがいます
半田市における過去3年間の学習支援を通じて、私たちは56人の子どもたちと向き合ってきました。今回すべての日誌を分析し、子どもたちがどんな心配ごとを抱えていたかを深掘りしました。 (さらに…)
長期無職(1年以上無職の方がほとんど)の人の中には、発達障がいや精神疾患を持つ人が多くいます。就職がうまくいかないことからさらに精神的に追い込まれ、悪化する人もいます。現在の就労支援は、施設に通う、集団で行うというものがほとんどです。けれど、外出すること、人づきあいすることを苦手とする人には、就労支援を受けることもできない人もいます。 (さらに…)