長期無職(1年以上無職の方がほとんど)の人の中には、発達障がいや精神疾患を持つ人が多くいます。就職がうまくいかないことからさらに精神的に追い込まれ、悪化する人もいます。現在の就労支援は、施設に通う、集団で行うというものがほとんどです。けれど、外出すること、人づきあいすることを苦手とする人には、就労支援を受けることもできない人もいます。

「仕事をすること=会社に入って毎日通勤すること」というゴールを目指すだけでなく、在宅で行う仕事やひとりで行う仕事などにシフトすることで、より早く社会復帰ができます。当事者は多種多様な環境、特性のため、より多くの種類の在宅ワークが必要です。

しかし、当事者に対して十分な量の仕事を委託できていないのが現状です。月数千円という方もいます。そのため、小規模事業所や個人事業主などから、滞りがちな仕事(手書きアンケートの入力、名刺のデータ化、DM代行など)を営業して獲得し、十分な量の仕事を確保していく必要があります。

この課題に取り組んでいる団体