職場での会話で困ったことがある技能実習生87% 日本語を学びたいのに十分学べていない現実

「日本で働く外国人労働者」を対象にウェブサイトによるアンケートを実施し、267人の回答を得ました(そのうち技能実習生は175人)。また、ベトナム人およびフィリピン人技能実習生(各6人)に対してヒアリング調査を行いました。

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愛知県の技能実習生の数 24,495人(全国1位)

愛知県の技能実習生の数 24,495人(全国1位)

愛知県は技能実習生を全国で最も多く雇用していますが、雇用企業内においても地域社会においても、技能実習生とコミュニケーションが十分とれているとは言い難く、単なる労働力としか見られていない側面が大きいです。

今後この状況を放置したまま技能実習生が増え続けた場合、彼らと日本人との間に起きるトラブルが深刻化し、社会的排除が進行するだけでなく、製造業をはじめとした県内中小企業の生産活動にも支障が生じる可能性があります。 (さらに…)

豊橋市内の高校に在籍していた外国人高校生の48.4%は卒業後の進路が不明

 愛知県の高等学校に通う外国人生徒数は2014年度時点で1,057人。この6年間で約1.7倍(※1)となっています。日本で生まれ育ち、日本で進学・就職期を迎える外国人の若者も増え、豊橋市では高等学校に通う外国人生徒の3分の1以上が「日本生まれ」と回答しています(※2)。 (さらに…)

予防接種制度を知っている外国につながる人は54.9%(2011年度)

日系人労働者の受け入れから25年が経過しましたが、外国人向けの子育て応援システムは不十分のままです。彼らは日本の子育て支援や保育園・小学校の様子や決まりを知らないまま、子育てをしています。外国につながる人へのアンケート結果(※)では、予防接種制度について知っている人は54.9%、育児教室については33.2%となっています。乳幼児検診を受けていれば、特別な配慮を必要とするかどうかを早期に発見し、療育・教育を受けることができますが、言葉の壁から行政支援を受けるチャンスを逃し、時が経ってしまっているのが現状です。 (さらに…)

日本語指導が必要な外国人児童生徒数は愛知県は全国最多で6,991人

1990年に日系ブラジル人などを外国人労働者として受け入れたとき、家族用の教育システムをつくることなく不十分のまま25年が経ちました。当時来日した外国人労働者たちの孫に当たる子どもたちが学習言語を身につけ、専門教育を受け、定職に就くことができれば、祖父母や親が高齢で、介護が必要になっても家族内で支えることができますが、定職に就けない場合、家族そろって生活保護の対象になりかねません。
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