働きたくても働き続けることができず悩む発達障がいグレーゾーンの若者を支援する居場所が西三河にない

愛知県では、約12%の若者が就職をしても1年未満で離職(※1)。また、職場の人間関係に悩み、仕事上のストレスが原因で離職する人は約23%もおり(※2)、働きたくても働き続けることができずに悩む若者が存在しています。

その中には、発達障がいの傾向がある若者や、軽度発達障がいと診断される可能性のある若者(以降「発達障がいグレーゾーンの若者」と表記)が含まれていることが想定されます。その対象と考えられる2人の若者の事例(悩み)を紹介します。

(さらに…)

知多南部三町の障がい児 支援事業所(5事業所)のうち 家族支援を行っている場は1ヶ所

文部科学省が2012年に全国約5万人を対象に行った調査では、発達障がい児の割合は6.5%、約16人に一人という割合でした。そしてその多くは、各市町村で行われる3歳児検診や保育園・幼稚園での集団行動の中で発見されます。3~5歳児に限って見てみても、愛知県では約13,500人、武豊町では約80人が学習面・行動面で著しい困難を示す発達障がい児の人数となります。 (さらに…)

日進市の6歳未満の子どものいる世帯の核家族率、1990年の66.7%から2010年の92.1%へ急増

日進市では、6歳未満の子どものいる世帯の核家族率が、1990年の66.7%から2010年の92.1%へと急増しました。当法人では0〜2歳の子どもを持つ親に対し、子育ての不安・負担感についてアンケート(※1)を実施しました。9割の親が子育てに何らかの不安・負担感を感じていると回答し、その主な内容は「自分の時間がない」59%、「家事が思うようにできない」56%、「子どもの発育が心配」47%でした。 (さらに…)

名古屋市のろう児家庭126世帯のうち、およそ115世帯は子どもと意思疎通が十分にできないまま子育てをしている。

名古屋市内には126人のろう児(生まれつき、もしくは言語習得前に耳が不自由になった子)がいます(※1)。そのうち、およそ115人は聴者(聞こえる人)から生まれます(※2)。ろう児の第一言語は「手話」、聞こえる親の第一言語は「日本語」であるため、ろう児家庭では親子間でもお互いに意思を伝えあうことが十分にできない状態にあると考えられます。 (さらに…)