【子ども・教育】NPO法人日本冒険教育協会

冒険P21写真

愛知県内のフリースクールと連携しながら、不登校の子どもたちを対象に自然体験活動を行い、新たな一歩を踏み出すきっかけづくりになる機会を提案します。

(1)フリースクールと連携
今回のアンケートの中で、自然体験活動へ参加するとするなら「知っている友だち」「知っている大人」がいると参加しやすいという声がありました。そこで、不登校の子どもたちが通っているフリースクールの子どもやスタッフの方と一緒に自然体験活動を実施することが、子どもたちにとって一番よいことだと考えます。
活動を行うにあたって、まずは不登校の子どもたちと顔見知りになる必要性があります。一般的な自然体験活動は見ず知らずの人と一緒に活動する機会も多いですが、不登校の子どもたちは、「新しい出会い」に対して不安を感じています。そのため、自然体験活動の運営者側は事前にフリースクールへ出向き、子どもたちと関わる機会を設けたり、スタッフの方と意見交換を行って子どもたちの状況を把握しておくなど、相互に協力し合いながら運営し、子どもたちの心に「安心感」を抱けるような環境を整える必要があります。

(2)自然体験活動後のフォローアップ
私たちは、不登校の子どもたちと自然体験活動中の関わりだけではなく、活動後のフォローも考えています。活動に参加した子どもたちが、参加する前と後で考え方や気持ちに変化があったのかなどを知るために、アンケートを実施し、それをもとに子どもたちや運営スタッフが再度集まり、子どもたちが自分自身のことを振り返り、これからのことを考えられる機会を提供します。活動中だけではなく、活動後もつながっていられる関係でいたいと考えます。

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の「あいち・なごや子どもとつくる基金」2015年度助成先による提案です。

この解決策の詳細は、あいちコミュニティ財団Webサイトの下記ブログをご覧ください。
http://aichi-community.jp/posts/12572