【障がい者】名古屋視覚障がい者職業開発委員会

【viwa】提案写真

愛知の視覚障がい者の職業実態調査事業

今回の取り組みを通じて、視覚障がい者雇用の問題点と課題が明らかになってきました。課題解決に向けて、下記の提案を私たちの活動テーマとします。

提案(1)「個人カルテ」の作成
視覚障がいにはさまざまな状態があり、当事者のスキルにも段階や個人差があります。「できること」「できないこと」について、当事者と企業の担当者双方がしっかりと話し合い、「働くイメージ」を共有することが重要です。私たちは、障がい特性理解のための「個人カルテ」を作成し、当事者と企業、ハローワークとの面接時などに活用できるようにします。

提案(2)当事者と会社のコーディネート
私たち自身が視覚障がい者の当事者であるという特徴を活かし、当事者と企業、一緒に働く同僚などに対して「かゆいところに手が届く」コーディネーターの役割を目指します。

提案(3)ワーキングシェアの推進
視覚障がい者は「見る」ことが不得意であり、そこだけを健常者と比較すれば、コストアップは明らかです。しかし、視覚障がい者と他の障がい者が協力し、補完し合って働けたらどうでしょうか。障がい者となっても、これまで培ってきた知識や経験、人間関係を生かし続けられれば、企業にとってもプラスとなるはずです。

提案(4)広報の実施
高齢・障害・求職者雇用支援機構が発行する障害者雇用マニュアルコミック版「視覚障害者と働く-理解と配慮で、ともに働く環境づくり-」等を利用し、法令、助成、ジョブコーチ等の支援制度、スキルアップ方法等について、当事者や企業が必要とする情報をわかりやすく紹介していきます。

<参考情報>
●相談窓口
愛知障害者職業センター https://www.jeed.or.jp/location/chiiki/aichi/23_aichi.html
〒453-0015 名古屋市中村区椿町1-16 井門名古屋ビル4階 052-452-3541
●参考文献
「障害者雇用マニュアル コミック版」(高齢・障害・求職者雇用支援機構)
https://www.jeed.or.jp/disability/data/handbook/manual/emp_ls_comic.html

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の「あいちの課題深掘りファンド」2014年度助成先による提案です。