【子ども・教育】NPO法人再非行防止サポートセンター愛知

サポートしている少年の状況に合わせて下記(1)~(5)をカスタマイズして実施することで、複合的に困難があっても乗り越え、就労できる環境づくりを整える事業を実施します。

(1)強みを発見するためのカウンセリングの実施と、食を交えた本音と希望を叶えるための個別支援
スタッフとの交流や、臨床心理士や精神保健福祉士によるカウンセリングを行い、少年・少女の興味や強みを引き出し、今後のシナリオづくりとともにどんな仕事があるのかを提案します。

(2)就労に対する意欲喚起と、働くことへの練習(就労訓練)
法人内、またはスタッフが経営する会社内で、有償ボランティア謝金や交通費を支払い、就労するための基本的な姿勢、就労することへの意義や働くことを実感するための「就労訓練」を行い、就労への意欲喚起等、企業での「就労体験」に備えます。

(3)提携企業での自身の強みを生かした就労先の発掘(就労体験)
就労訓練後、仕事の希望を聞き取り、連携団体の協力の元、少年が希望する仕事を違った場所で複数回、就労体験することで、実際に就労できるイメージをつかみます。就労体験後、少年、企業主、スタッフでどこで働くかを決定します。

(4)就労先決定後、しばらくは見習いとして週半分程度の就労へ(福祉的就労)
社会経験が乏しく、社会に慣れていない少年がいきなりフルタイムで働くのではなく、措置期間中は当面(2ヶ月程度)アルバイトとして週2~3日程度就労し、働く環境に慣れることを目的とし、就労継続へといざないます。

(5)本格採用~「就労継続」から自活へのシナリオづくりへ
少年自身も継続就労できると自信がついた時点で、措置終了後の自活へのシナリオづくりをスタッフと一緒に行います。少年の周りの社会資源を把握し、今後の社会自立の方法を“複数提案”することで、少年自身が未来への希望を描き、継続して寄り添い支援を行うことで、実現できる環境を整備します。

 

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の住友理工あったか未来基金2017年度助成先による提案です。