【子ども・教育】NPO法人ファミリーステーションRin(住友理工あったか未来基金)

 

Rin 住友理工
子育て家庭が家事や育児に不安や負担感を感じたときに「助けて」と言うことができ、それに応えられる環境を整備するために、訪問型の家事育児支援を行う「産後サポート」の体制づくりを進めます。本支援の第一の目的は、SOSを発信している家庭に家事や育児等の支援で応え、より深刻な状態になるのを防ぐことです。第二の目的は、豊かな親子関係を育むことを手助けすることです。子育て家庭が抱く家事や育児への負担感が軽減され、気持ちにゆとりをもって子どもに接することで、子どもの愛着形成につながります。第三の目的は、子育て家庭と地域との橋渡しをすることです。産後サポーターが家庭を訪問することで、地域の情報も一緒に届けます。子育て家庭は地域の情報を知ることができ、産後サポート終了後、自ら地域の人と関わりが持つことにつながります。

これら3つの目的を果たすため、2017年度に「産後サポート」事業を本格的に稼働することを目標としています。2015年度には、実際にサポートをする際に援助者となる「産後サポーター」の養成講座のプレ実施をします。この講座の修了者の中から、2016年度に実施する予定の「産後サポートモニタ事業」で実際に子育て家庭を訪問しサポートを行う人材5人を、サポーターとして登録することを目指しています。そのために、広報活動や地域連携も進めていきます。

2015年度実施の産後サポーター養成講座は現在、家庭訪問で支援を実践している助産師を始め、行政との連携の視点から子育て支援課の職員、保健センターの母子保健担当保健師、子育て支援や保育に関する有識者、母乳育児や産褥期の子育てを専門分野とする小児科医などに講師をお願いしています。また、養成講座の板書記録を報告書にまとめることで、2016年度以降に実施する養成講座のテキストの材料とします。モニタ募集の広報活動も行い、2016年3月までに2017年度の「モニタ事業」の対象者も3件内定できるようにします。

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の「住友理工あったか未来基金」2015年度助成先による提案です。