【子ども・教育】NPO法人アスクネット
高校生インターンシップにおける成果の「見える化」
日本のキャリア教育の一環として推進される高校生インターンシップ。その教育的効果が期待されながらも、愛知県の公立高校の普通科を中心とした実施状況は、量も質もいまだ発展途上という段階です。
アスクネットが2010年から実施している「マイチャレンジインターンシップ」は、ここ3年間は行政から予算の割り当てがなく、市民の寄付や企業の協賛により、インターンシップを実現しています。今後も、愛知県の若者が主体的に社会参加できるようなきっかけとなる「体験」を提供するため、本事業のさらなる普及を目指します。
そのために、下記の3つにチャレンジしていきます。
(1)5年間(2010年から2014年)のインターンシップの成果を報告書にまとめます。
(2)成果報告書を活用し、その価値を発信することで、生徒の参加人数を現状の70名から3年後までに150名に増やします。また、生徒受入企業も現状の30社から2倍の60社に増やしていきます。
(3)コーディネーターが伴走するインターンシップの有効性を発信することで、インターンシッププログラムを充実させ、学校と地域、産業界のさらなる連携を目指します。
なお、これまで学校と地域、産業界をつなげてきた中で、下記のようなインターンシップの成果を発信していきたいと思っています。
(参加生徒にとって)
・社会や仕事、大人たちへ対する見方の変化。また、各々の自己理解に関する効果の事例について
(教員にとって)
・生徒に対する教科指導や生活指導、進路指導への効果の事例について
(学校にとって)
・成績、中退率、出席率、遅刻率等、学校運営に影響を与える数値変化や地域連携の取り組みが進んだ事例について
(家庭・地域にとって)
・生徒の親や地域関係者から見た変化について。特に将来に関する対話の促進や地域での活性化につながる事例について
(企業にとって)
・生徒を受け入れたことによる社員教育効果や職場活性化の事例について。また、社員採用につながった事例について
これらの情報を「見える化」し、本事業を普及することで、若者が社会の担い手へとつながる機会づくりを進めます。
※この解決策は、あいちコミュニティ財団の【事業指定プログラム「ミエルカ」】2014年度助成先による提案です。
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