【子ども・教育】一般社団法人アンビシャス・ネットワーク

課題解決のためには、子どもが安心して通える場があり、一人の人として尊重され、自身が一人でないことを感じながら、その中で自立するための自信や自己肯定感を高めていく必要があると考えます。そのために現在行っている放課後に子どもたちが集う「たまり場事業」のテラハにおいて、子どもの悩みを親身に受け止め、子ども自身がステップアップしていけるよう、以下3つの事業を展開していきます。

(1)子ども一人ひとりに合わせた相談会の実施
日々の何気ない関わりから相談を受けるだけでなく、「進路相談会」や「テストまでのスケジュール相談会」など、子どもの悩みに合わせた切り口から相談会を実施し、表出している子どもの「低学力」や「学習習慣の不形成」の先にある、家庭の相談や発達の相談などの専門的相談を受け、必要に応じて専門機関につなげます。また、スムーズに連携をしていくために、「子どもと地域が顔の見える関係」をつくっておくことが重要だと考えます。そのため、食事会に専門機関や地域住民にも声をかけ、参加してもらう機会を設けます。

(2)「個の課題の見える化」
相談会で出た話を元に個別に抱える課題や現状のリスト化を行い、「個の課題の見える化」を行います。目の前にいる子どもたちの現状を的確に把握することで、個々の成長に合わせたプロジェクトを展開する準備を行います。

(3)大人も参画する、子どもの強みややりたいことに焦点を当てたプロジェクトの実施
「輝く子ども・大人プロジェクト」として、参加している子どものなりたい仕事を実践している大人や、地域で精力的に活動、仕事をされている方を招き、さまざまな仕事の話や体験をするなど、ロールモデルを見せることで、働くイメージや子どものチャレンジを後押しするきっかけをつくります。その中で、身の回りの課題解決のために、子どもの得意なことをプロジェクトとして実践してもらうことで、自己肯定感を高めつつ、子どもたちと地域の接点をつくっていきます。

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の「あいち・なごや子どもとつくる基金」 2017年度STEP事業による提案です。