【障がい者】指定NPO法人名古屋ろう国際センター

誰もが豊かで自立した生活を送るために、外国人ろう者が日本語や日本手話を学べる場を創りたいと考えています。そのためには、名古屋ろう国際センターが、外国人ろう者が日本語や日本手話を学ぶ上での中心的な拠点としての機能を担うとともに、各地域において外国人ろう者の日常の相談に対応できるしくみを創ることが必要だと考えます。これらを実現させるために、次の3つのステップによる取り組みが必要です。

ろう国際解決策(イメージ図)

(1)外国人ろう者に情報を届け、日常の相談に対応できるしくみを各地域に創る
身近な地域の中で、外国人ろう者が気軽にコミュニケーションを取ることができ、生活情報を届け、日常の相談に対応できるようにしていきます。名古屋ろう国際センターでは、聴者で日本手話ができる人材を育成し、各地域の関係団体と協力しながら、手話を使える人材が各地域で活躍できるしくみづくりに努めます。

(2)外国人ろう者が、日本語や日本手話を学びたいという声を発することができる機会を創る
外国人ろう者が、情報の不便さを超えて「行ってみたい」「交流したい」「文化を知りたい」と感じる楽しい場所や機会を提供するために、交流の機会を創ります。この機会は名古屋ろう国際センターでも定期的に開催します。将来的には各地域での開催も目指します。日本語を学ぶことが生活の幅を広げることも紹介しながら、日本語や日本手話をさらに上のレベルを目指して学びたいという声につなげていきます。

(3)外国人ろう者が、より高い目標の日本語や日本手話を学ぶことができる機会を創る
日本語や日本手話をもっと学びたいと感じた外国人ろう者が、目標や能力に応じて学習できる機会を提供します。名古屋ろう国際センターの学習支援体制を充実させるとともに、マスメディアの活用、外国人の母国やSNSのつながりなど、多様な手段やネットワークを活用しながら情報を発信します。

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の「あいちの課題深掘りファンド」2016年度助成先による提案です。