【子ども・教育】NPO法人子どもたちの生きる力をのばすネットワーク

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不登校の子どもたちの生きる力をのばし、自立を支援するために、以下の3つに取り組みます。

1.不登校生徒の継続的受け入れと拡大
学校に行くことができない子どもたちが生きる力をのばし、学習する場と安心して過ごすことができる環境を継続的に提供していくための組織づくりをします。
また、現在試験的にスタートした2部制を本格稼働させることで、受入人数を現状の最大20人から30人に増やします。このために団体の事務局スタッフを増員し、受け入れや運営を充実させます。

2.不登校生徒に寄り添ったサポート
子どもたち一人ひとりを見ながら、そのときどきの子どもに合ったサポートを進めます。学校に通えない子どもにはまず生活のリズムを整え、規則正しい生活ができ、学校に通えるようサポートします。高校入学を目指している子どもへは学習支援を強化します。これまでにも夜間の定時制や通信制の高校へ進学できた卒業生や大学に進学した子どもがいます。今回本格導入する2部のコースでは、日本福祉大学ボランティアグループ「アンビシャス」にご協力いただき、生活支援と学習指導をサポートしていただきます。また当団体を卒業した子どもたちに寄り添った活動として、OB・OG会を通じて卒業生の自立を見守り、支援していきます。

3.不登校生徒の保護者へのサポート
悩みを抱える保護者の精神的負担を和らげる活動を強化します。子どもたちの進路相談や、保護者たちの心の相談を行っていきます。今までも電話相談を行ってきましたが、子どもたちが勉強している教室での対応となっていたため、十分に話ができなかったり、直接お会いしての面談は難しい状態でした。今後は施設内にある相談室を借り、悩みを抱える保護者へのカウンセリングを個室で行うようにします。学校に行けず、将来を心配し、悩んでいる子どもたちや保護者たちが、安心して相談ができるようにしていきます。

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の事業指定プログラム「ミエルカ」2015年度助成先による提案です。