【子ども・教育】NPO法人ファミリーステーションRin

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□産後サポートとして、「訪問型家事育児支援サービス」の実現を目指します。
(1)サービスの目的
 第一に、母親の負担を軽減し、不安に寄り添い、親子の安定した愛着形成を図ることです。心身に余裕ができれば、母親たちはより健全な気持ちで子どもと接することができるようになります。
 第二は、心配な親子の見守りです。親が体調を崩したり、子どもが病気がちであったりなど、さまざまな理由で家庭にこもりがちな親子のサポートをすることが可能です。
 第三は、子育て家庭の「御守り(おまもり)」です。「困ったときには家族以外にも頼ることができる」と母親たちが思えることで、「自分の代わりがいない」といった不安を和らげることができます。

(2)サービスの直接的な担い手=産後サポーターの養成
 子育て支援と産後ケアの研修プログラムを整え、地域の子育て経験者を産後サポーターして養成します。「近所のおばちゃん」的な存在として地域の情報を提供したり、家族の話に耳を傾けたりしながら家事育児援助を実施することで、地域と子育て家庭をつなぐ窓口としての役割も担うことができます。産後サポーターの増加は、地域の理解者の増加につながり、子育て家庭を支援する土壌の広がりとなるでしょう。

□「家族の自立」をコミュニティで見守る社会へ
 産後サポートとしての訪問型家事育児支援サービスは、「安価な労働力を提供すること」ではありません。新たに命を授かった家族が、「子どもを育てる」という家族機能を整え、「自立して、地域で暮らす」までの子育て支援です。これまで実施されてきた子育て支援や地域福祉との連携を取りながら、活動の広がりを検討していきます。地域(コミュニティ)で子育てを始めた家族が、温かく迎え入れられる場所があちこちにあれば、「この土地なら安心して産み・育てられる」と思えることでしょう。それが、少子化対策の一助となればうれしい限りです。

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の「あいちの課題深掘りファンド」2015年度助成先による提案です。