【子ども・教育】NPO法人アスクネット

若者が未来に希望を持ち、社会の担い手となるためにどんな体験が必要でしょうか? 私たちは、自分を見つめ、社会で生きているという実感を得られる体験が必要であると考えました。若者の「やる気スイッチのON」と「自己効力感を高める」ために、県内で公募型インターンシップを実施していきます。

(1)県内にて公募型のマイチャレンジインターンシップの実施
県内の高校生であれば誰でも参加できる公募型インターンシップを行います。学年も学校も異なる生徒が集まり、3〜5人の1チームで3日間程度の体験を行います。例年、法律事務所、市役所、百貨店、福祉施設など、多種多様な約30の事業所にご協力いただいており、生徒の夢に近づけるための事業所と担当者をコーディネートしています。

(2)専門知識を持ったキャリア教育コーディネーターの介入
学校と地域をつなぐ民間資格「キャリア教育コーディネーター」の取得者が受入先の開拓やプログラム作成を行います。地域社会が持つ教育資源と学校を結びつけ、多様な能力を活用する「場」を提供することを通じ、キャリア教育の支援を行う資格です。コーディネーターが介入することにより、教員のサポートをしながら、生徒により充実した体験を提供することができます。

(3)事前・事後学習など効果的な体験をコーディネート
インターンシップの前後に半日かけて事前・事後学習を行います。この学習は、生徒同士の意見交換の機会も設け、各自がインターンシップに目的を持って積極的に取り組めるようなプログラムにしています。動機づけのほか、自立した進路選択と目的意識を持った進学を目指し、高校生活をより充実したものにするよう促すものです。また、インターンシップ実施中には受入事業所の担当者へのインタビューの機会も設け、その仕事に就いた経緯ややりがい、失敗談、夢なども伺い、より濃密な接点を持たせます。

本事業は元々、愛知県の事業としてスタートしましたが、学校や社会からのニーズは高まっているにも関わらず、予算が切れ、継続することが難しくなりました。なんとか継続できないかと考え、市民や企業からの寄付で実施することに決めました。より質が高く、よりたくさんの生徒に感動体験を提供できるよう努めていますが、まだまだ支援が必要です。みなさんのご支援・ご協力のほどよろしくお願いします。

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の「名フィル子どものエール基金」2013年度助成先による提案です。