【子ども・教育】NPO法人こどもNPO

私たちは、名古屋市内で最も子どもの人口が多く、今もなお増え続けている緑区において、学校復帰を前提とした教育指導の前に、気軽に来ることができ、安心して過ごせる場をつくります。

対象は早期対応が可能な小学生が主になります(小学生以上も相談に応じます)。地域の子どもの居場所「ピンポンハウス」の休館日(火曜日)を活用して、対象の子どもたちに向けて、10時~15時まで開催します。

(1)ともに遊び、学び、子どもに寄り添う丁寧な支援を行うことで、一人ひとりの子どもがありのままの自分でいられ、認められること、他者との信頼関係を築くこと、自分の好きなことややりたいことをやってみること(自己実現)で自信を培い、自己肯定感を育みます。
(2)経験豊富な相談員を配置し、希望に応じて親への相談支援を行います。場合によっては専門的な機関へつなぎます。親の悩みや不安が解消されれば、子どもにもよりよい影響を与えます。
(3)児童館や区役所、学校、その他関連機関などへの周知を図り、各々からの受入先としての役割を担うことは、支援の場を選択できることにつながります。

この取り組みを通じて、支援の在り方や子どもや親が何を必要としているのか、ニーズや実態把握を行い、開設日や時間、活動内容などを当事者である子どもや親と相談しながら、試行的な事業フレームをよりニーズに即したものへと改善していきます。

区内に不登校の子どもたちが通える場がないことは、状況をより深刻化させる可能性があります。多感な中学生での不登校者数は小学生の3倍です。その後も長引くと、高校進学のあきらめから、引きこもりやニートなどの要因にもつながります。比較的低学年での早期対応として、居場所の存在と子どもに寄り添う支援が非常に重要となります。
※この解決策は、あいちコミュニティ財団の「名フィル子どものエール基金」2013年度助成先による提案です。