【多文化共生】多文化市民メディアDiVE.tv放送局

技能実習生を生活者として地域で受け入れるための仕組みづくりを提案します。地域の企業合同で日本語学習の場をつくり、地域行事等で地域の人 たちとの交流する機会が増えることで、技能実習生が安心して働き生活できる環境が整うと考えます。

提案1 技能実習生が日本語を学びやすい環境をつくります

地域の企業が数社合同で技能実習生に日本語を教える仕組みをつくります。同じ地域の企業が連携することで、各企業にとって経済的な負担が少なく、技能実習生も通いやすい日本語教室を運営することができます。

各自治体に民間の日本語教室はありますが、さまざまな立場の外国人住民に日本語を教えており、新たな人員確保は難しいのが現状です。また、 監理団体は広域にわたって企業および技能実習生をサポートしているため、特定の地域で日本語教室を開くのは困難だと考えられます。企業が地域ごとに連携して日本語教室を設置できれば、既存の教室に負荷をかけることなく、また監理団体同士の垣根も越えて、日本語を学べる新たな場をより多くの技能実習生に提供できると考えます。

提案2 技 能実習生が地域住民と交流する場をつくります

技能実習生を受け入れている企業と地域行事をコーディネートし、技能実習生が地域住民と関われる機会をつくります。それによって、技能実習生にとっては日本文化に触れることができ、企業にとっては地域の人からの理解が得られます。さらに地域住民同士の顔の見える関係づくりができれば、安心して暮らせる多文化共生の地域づくりにつながります。

そのために三者がスムーズに協働できるようコーディネートし、地域行事に合わせた新たなプログラムやブースづくりを提案します。当団体がこれまでの活動で培ってきた企画力を発揮するとともに、最大の強みである映像制作も加えて、地域ごとの取り組みを広くPRすることで波及効果もねらいます。

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の「あいちの課題深掘りファンド」 2017年度調査事業による提案です。