【子ども・教育】NPO法人リネーブル・若者セーフティネット(事業指定プログラム「ミエルカ」2016:「フレンドレイザー」コース)

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発達障がいグレーゾーンの若者が仕事に定着するには、支援する側が医師等の専門家と連携し、当事者一人ひとりの課題や状況に合った方法で寄り添うことが必要です。また、当事者がさまざまな仕事を体験し、自分に合った仕事を見つけ、自信をつけることが大切です。

そこで、心療内科と連携し、発達障がいに加え、思春期・青年期の心理に詳しい専門家(※)と一緒に、一人ひとりに合った最適な方法を考え、自立に向け寄り添いながら、下記2つの事業を行います。

(1)人や社会と関わる経験の積める居場所づくり
若者の悩みに寄り添うスタッフや仲間とともに、安心して過ごせる居場所をつくります。
活動内容はスポーツ、畑で農耕体験、料理、社会に出るために必要な勉強、ワークショップ(自律訓練呼吸法、チームビルディング、ソーシャルスキルトレーニング等)等の活動を通して、他人との接し方や、自分の得手・不得手や考え方の癖を知り、自己理解を深めます。

(2)さまざまな仕事体験を通して自信をつけ、自分ができる仕事を見つける居場所づくり
今の自分に無理なくできる仕事を通し、社会とつながる居場所をつくります。スタッフのサポートのもと、さまざまな仕事を体験し、成功体験を積みます。必要なことは「自分ができること」を知ることです。
リネーブルの活動場所はカフェのため、皿洗いや接客、新作メニューの考案、ブログの更新、チラシ・ポップづくりなどたくさんの仕事があります。また、人材育成会社とも連携しているので、彼らのできることに応じた仕事を請け負うこともできます。

将来的には居場所の利用料や自主事業による運営を計画しています。自主事業での居場所づくりが成功することで、公的資金に頼らない新しい形の就労支援づくりにつながります。

※臨床心理士、精神保健福祉士、看護師、キャリアコンサルタント等