【まちづくり】チームにじ

まずは集まる「きっかけ」を提案します!

0~100歳、多様な場づくり 

今回の調査から「自分たちの住む森岡台団地で、安心できる毎日を過ごすにはどうしたらいいのか、一緒に考えませんか」という呼びかけに、50名の人が集まりました。「地域で必要と思うこと」をディスカッションし、出し合ったいろいろな意見を実行するために、安心して暮らせる森岡台をつくる会「ラポール♥もりもり」が発足しました。また、地域で活動するためには、自治会や行政などの協力が重要と考え、チームにじと情報共有しながら進めていくことにしました。

ニーズ調査を基に、住民のみなさんが地域の一員であることが実感できるよう、地域に顔見知りができるよう、そして地域の中で「困った」と言える環境を作るために、まずは集まる「きっかけ」を提案します。

(1)顔見知りを増やそう! 多様な場をつくる

90歳女性の「ラジオ体操がみなでしたい」という一言から、6月から毎週土曜日の朝6時30分からラジオ体操が始まりました。徐々に参加者が増え、顔見知りも増えてきています。集まる「きっかけ」から顔見知りを増やし、本音が言い合える仲間ができるように、子どもから老人(特に高齢男性)まで、それぞれの役割を持って参加できる「多様な場づくり」を企画していきます。そこから発展し、0~100歳まで、気楽に集える「みんなの居場所」を常設できたらと思っています。

(2)「困っていない」の裏側分析

今回のヒアリング調査で「困っていない」と回答した人の中には、一人暮らしで免許も持たない男性高齢者もいました。困っていない人の状況や実態を今一度、掘り下げ調査を行います。「困っている」と言えない背景は何かを分析することにより、地域の支え合い活動の進め方やCSW(コミュニティソーシャルワーカー)とも連携し、相談窓口の設置につなげていきたいと思います。

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の「ちた型0~100歳のまちづくり基金」 2017年度調査事業による提案です。