【子ども・教育】NPO法人ぷくぷくばるーん

長期入院する中学生の入院生活の中に、笑顔が生まれるきっかけとなる機会を創ります。

まだ大人ではないけれど、子ども扱いをしてほしくない世代の中学生の中には、同世代との関わりは求めても、ボランティアなど知らない人との関わりは求めず、一人で過ごすことを選ぶ子もいます。そんなデリケートな年代の中学生の入院生活が有意義なものとなるよう、押しつけではない人との関わりの時間を提供します。「サポーター」という立場のボランティアを派遣し、中学生の希望に合わせて部活動的なイベントを行ったり、話し相手になるなどの関わりを持つことで、ゲームやインターネット、TVではない心の触れ合いができるきっかけをつくります。

(1)関係者へのヒアリング
保育士やCLSに、中学生が病院でどんな一日を過ごしているのか、何を求めているのか、どんな体験が必要だと思うか等をヒアリング(アンケート)します。

(2)サポーター勉強会の開催
毎年、登録ボランティアは約100名在籍しており、愛知県内の大学や社会人から毎月多くのボランティア登録希望があります。この認知度を生かし、中学生のサポーターボランティアを新たに募集します。サポーターボランティア向けに勉強会を行い、入院する思春期世代の中学生の関わり方に関する教育を行います。勉強会では、病院での活動についてのノウハウはもちろん、実際に日々中学生と関わっているCLSから思春期の子どもたちとの接し方などの講義も行います。

(3)中高生を対象としたイベントを提供
病院では現在、中高生が自分たちのやりたいことをやる「中高生の会」が実施されています。そこにサポーターとして一緒に参加して中学生(高校生)のサポートを行います。そうすることで、実際の中学生の声(要望)を拾い、中学生の意思や状況への理解を深めます。その知見をもとに押しつけにならないよう、中学生を対象とした活動を徐々に増やします。

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の「あいち・なごや子どもとつくる基金」2016年度助成先による提案です。