【子ども・教育】NPO法人ファミリーステーションRin(事業指定プログラム「ミエルカ」2016:「組織基盤強化」コース)

ミエルカ2016・Rin

地域で子育て家庭を支える仕組みをつくるために、2017年度から「産後サポート」事業を本実施します。2015年度はニーズ調査と支援者(以下、サポーター)養成講座を、2016年度はモニター事業を実施しました。モニター事業では9家庭を訪問し、「今までできなかった家事が思うようにできた」「育児に関する疑問や不安について聞くことができた」等の声をいただき、課題の解決につながる手応えを感じています。2017年度は以下の点に取り組みます。

1.地域で子育て家庭を支える仕組みをつくります。
 地域で子育て家庭を支えるために、産後サポーター養成講座を実施し、子育て家庭を尊重して寄り添うサポートができる人材を育てます。養成講座修了生からサポーターを募り、「産後サポート」を実施します。
「産後サポート」では、産後間もない子育て家庭を訪問し、赤ちゃんとの接し方、沐浴やおむつ替え、離乳食等、疑問や要望を聞き、一緒に家事や育児をします。サポーターは「地域の子育て経験者」として、同じ地域で子育てをしてきた先輩だからこそわかる地域の情報を子育て家庭へ届けます。
サポーターの数は2017年度講座終了時には9名を目指します。サポーター間で現状を共有し、子育て家庭が抱えるニーズに適したサポートを実施するために、2か月に1回、助産師を交えたケース会議を実施します。

2.子育て家庭(妊娠中を含む)が「助けて」と言いやすい環境をつくります
 家事や育児を一人でなんとかしなければならないと思っている親は少なくありません。周囲の目が気になり、困っていても他人には頼れないと思っている親もいます。子育て家庭が周囲に助けを求めやすくするために、近隣の医療機関や親子の集まる施設にリーフレットを設置します。2016年度のモニター事業の結果をまとめ、行政に報告し、行政機関でのリーフレット設置や配布を働きかけます。
 また、子育て家庭が利用しやすい事業とするために、利用者負担を軽減する仕組みづくりをします。2018年度以降も継続的に寄付を募集し、寄付金は運営事業費と、利用者に還付するクーポン券を発行するために使用します。

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の事業指定プログラム「ミエルカ」2016年度助成先による提案です。