【子ども・教育】NPO法人ぷくぷくばるーん

長期入院している中学生が、笑顔で入院生活を送るための支援を提案します!

スクリーンショット 2016-08-19 10.38.49

 大人ではないけど、子ども扱いしないでほしい世代の中学生。できれば一人にしてほしい、でもたまには同世代の子たちと話もしたい。毎日退屈だから、ストレス発散できることもほしい…。そんなデリケートな中学生の入院生活には、笑顔が生まれるお手伝いが必要です。

 中学校の学習指導要領では、「生徒の自主的、自発的な参加により行われる部活動については,スポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するものであり(略)、地域や学校の実態に応じ,地域の人々の協力、社会教育施設や社会教育関係団体等の各種団体との連携などの運営上の工夫を行うようにすること。」と規定されています。

 そこで、ぷくぷくばるーんでは「ぷくぷく部活動」に取り組みます。ぷくぷく部活動は、ボランティアの得意分野を生かし、音楽やパソコンなどの部活動を開催。子どもたちの参加は自由で、体調に合わせて参加します。病院内では制限されがちな自主性、同世代との連帯感、地域の人びととの交流が生まれることを目指し、下記の3つに取り組んでいきます。

(1)新たなボランティア登録と教育
現在登録しているボランティア(大学生、社会人を中心に約100名が在籍し、7つの病院を訪問)に加え、「ぷくぷく部活動」のサポートを目的としたボランティアを登録します。毎月行っているボランティア講習会で、病院で活動することの注意点や病気の子どもたちへの接し方などを教え、安心して任せられる人材を育てます。

(2)チームで取り組む
ぷくぷく部活動はチームで活動します。多感な時期の中学生にとってボランティアの頻繁な入れ替わりは、ボランティアを信頼できず、いつまでも心は開くことができません。3~5名のチームで定期的に訪問する体制を整えます。

(3)チーム間の連携
活動の様子や子どもたちの情報、今後の活動についてなど、チーム内で定期的に共有します。チームには運営スタッフが必ず一人入り、リーダーとしてチームをまとめ、運営スタッフミーティングで各リーダーが情報を共有します。

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の「あいち・なごや子どもとつくる基金」2016年度助成先による提案です。