愛知県における2013年度現在の精神障がい者の手帳保持者は44,925人。手帳を持っていない障がい者や発達障がい者はさらに多数存在しています。精神障がい者は身体・知的障がい者に比べ、雇用される人数が多くないのが実態です。
肢体不自由児の特別支援学校に通う重度の障がい児は、見たり、聞いたり、考えたりすることは健常児と変わらなくても、食事やトイレ、入浴をはじめ、生活の多くを人の手を借りて生きています。卒業後も、自宅や施設で受身の生活をすることがほとんどです。だからといって、何もしたくないと思っているわけではありません。 (さらに…)
2007年度の特別支援法施行により、普通学級にも特別支援の必要な子どもたちが在籍しています。2012年度の全国的な調査で約6.5%(出展:文部科学省)、現在では発達障がいと判定された子どもの数は微増ですが、親が専門機関での判定を受けようとしないためにグレーゾーンも多く、専門家の間では特別支援を必要としている子どもは10%近くいると言われています。
現代社会において「自己肯定感」が足りないことが問題となっています。自己肯定感とは『自分は存在価値がある、大切な人間だ』という感情のことです。他の先進国では「自分自身に満足している」と答えている人が7割に上るのに対し、日本では5割を下回っています。
愛知県は大手自動車メーカーが多数あり、第2次産業が盛んな県です。工場勤務者も多く、景気のよいときなどは人手不足に陥り、解決策として派遣社員や外国人労働者を期間雇用することも少なくなく、それに伴い、全国で外国籍の児童が一番多く在籍しています。また、リーマンショック以降は年々定住化が進むと同時に、さまざまな問題が発生しています。
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