文部科学省中央教育審議会が、自然体験を含む体験活動について「子どもたちの成長の糧であり、『生きる力』をはぐくむ基礎となっている。」と言っているように、自然体験活動はすべての子どもに必要だと言えますが、不登校の子どもたちは学校教育の中で自然体験活動の機会に恵まれていないのが現状です。 (さらに…)
「平成23年社会生活基本調査」で6歳未満の子のいる夫婦の家事育児時間をみると、愛知県、全国平均ともに、妻は夫の約7倍(図1)で母親の負担が大きいことがわかります。また、核家族化による「子育ての孤立化」は、育児不安の一要因といわれていますが、愛知県では核家族の割合が85%を超えています(図2)。 (さらに…)
高蔵寺ニュータウンは、高蔵寺周辺の丘陵地に日本3大ニュータウンの一つとして、1966年に工事がスタートし、68年にはまず藤山台団地への入居が始まりました。95年には人口が5万2千人を越えるまでに規模が膨らみましたが、それ以降は徐々に人口が減り始め、2015年現在では約4万4千人までに減少しています。
永住を視野に入れている豊橋市内の外国人市民は、生活がある程度安定しており、今後の方針も決めて子どもたちへの教育投資もある程度なされているため、希望高校への進学ができています。しかし、恵まれている家庭環境の子どもたちはほんのわずかで、大半は永住、定住と帰国の間で揺れ動く家庭環境で育っている子どもたちです。そのような家庭は経済状況が安定せず、教育より生活優先となっています。 (さらに…)
地域に暮らす難民には、下記2つの主な課題があります。
(1)日本に滞在する難民の現状
日本に滞在する難民は、母国から逃れざるを得なかった背景から、同国人のコミュニティに入れなかったり、迫害の経験によるトラウマを抱えていたり、日本で生活していく以外の選択肢がなかったりと、自発的に日本にやって来た移住者とは異なる難民特有の事情を抱えています。 (さらに…)