新城市内の不登校児童生徒数は小学校が全国平均の1.61倍

不登校とは、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるため、年間30日以上学校を欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたものを言います。

文部科学省の2014年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、小・中学校における不登校児童生徒数は、小学校が25,886人(全児童の0.39%)で前年度より1,711人(0.03ポイント)増加、中学校が97,036人(全生徒の2.76%)で前年度より1,855人(0.07ポイント)増加、小・中学校合計で122,902人(全児童生徒の1.21%)であり、いずれも過去最悪となっています。

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重症心身障がい児一人ひとりに寄り添った療育をする場が尾張西部には2ヶ所しかない。

愛知県が2015年3月に発表した「重症心身障害児者の実態調査」によると、2014年4月1日現在、愛知県内(名古屋市を除く)の重症心身障がい児者のうち、意思表示がほとんどできない人は50.2%(666人)で、言葉は話せなくても表情や目の動き、声や手ぶり・身ぶりで伝えることができる人は33.8%(449人)います。この中には伝えたいことがたくさんあるのに、やりたいことがいっぱいあるのに、意思表示が困難であるために伝達できない子どもたちが潜在的にいます。一人で座ることができない、歩けない、体が動かない、声を出すことができない。だからやりたいことをあきらめていく。そんな子どもたちがいます。

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日進市で子育て中の母親の約56%が「思うように家事ができないこと」を不安・負担に感じている(2015年)事業指定プログラム「ミエルカ」

「第3子を出産。退院した翌日から上の子の保育園の送迎や家事をした。実家の両親は健在だが、要介護の祖母がいるため頼ることができなかった」。これは日進市で子育てをしている母親から実際に聞いた声です。日進市の出生数は1,045人(2013年)。この数字は2030年ごろまで維持されると推測されています。1994年から人口が急増し、核家族化が進行する同市では、6歳未満の子どもがいる世帯のうち 91.2%が核家族世帯(※1)です。 (さらに…)

愛知県の中学校では1クラスに約1人が学校に行けず、夢ある未来を描けずにいる。

「平成27年度学校基本調査」によれば、中学校の長期欠席者(30日以上の欠席者)の内、「不登校」を理由とする生徒数は、全国で97,000人。2年連続で2,000人以上増加しています。中学校生徒数は346万人のため、平均すると36人に1人が不登校ということになります。また、愛知県の長期欠席者数は7,993人で27人に1人が不登校となっており、全国平均を大きく上回っています。また、半田市は2014年の29人に1人から32人に1人と改善されているものの、いまだ115人の生徒が学校に行くことができておらず、夢ある未来を描けずにいます。

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予防接種制度を知っている外国につながる人は54.9%(2011年度)

日系人労働者の受け入れから25年が経過しましたが、外国人向けの子育て応援システムは不十分のままです。彼らは日本の子育て支援や保育園・小学校の様子や決まりを知らないまま、子育てをしています。外国につながる人へのアンケート結果(※)では、予防接種制度について知っている人は54.9%、育児教室については33.2%となっています。乳幼児検診を受けていれば、特別な配慮を必要とするかどうかを早期に発見し、療育・教育を受けることができますが、言葉の壁から行政支援を受けるチャンスを逃し、時が経ってしまっているのが現状です。 (さらに…)